カタログに載りました

当社の手摺や階段に採用されている転落防止のワイヤーですが、これはワイヤーテンショナーと呼ぶそうで新潟県の三条市に本社を置く浅野金属工業株式会社さんの製品です。

当社を建設する際に、設計・施工監理をお願いした設計事務所が採用した製品です。

今年の夏頃に、この製品を作っている会社から連絡があり、当社に設置されている製品を自社の納入事例に載せたいので了解してもらえないかとの話しがあり、当社は了承したところ10月の下旬に、広告宣伝部の担当者とカメラマンの2名で来社され、当社の手摺や階段部分を撮影して帰られました。

浅野金属工業の製品として、当社に設置してあるワイヤーテンショナーが採用事例のワイヤーテンショナーの項目ページに載りました。

下記のURLから見ることができます。

https://www.asano-metal.co.jp/case/wire/-18-1.html

看板を新たに設置しました

当社を示す案内看板は事務所の入り口近くに設置してあるのですが、この看板の評判はあまりよろしいものではなく、案内看板なのに社名が見え難いという看板としては致命的な不具合がありました。

ご覧のようにガラス製で素通しになっている為に、社名が見え辛いという機能的には失敗とも言える看板でした。

当社を初めて訪ねてこられる方は、例外なく看板に明記されている社名を見逃されて、そのまま事務所の前の道を真っ直ぐ進んで、かなり行き過ぎた所で会社が分らないと、電話をされることが多かったのです。

ただ、看板自体のデザインは素晴らしいと、皆さんからはお褒めの言葉をいただいていましたが、そこを褒められても会社の案内という、看板としての本来の用途からは外れているので、これでは意味がないと思っていました。

そこで遅きに失した感がありましたが、目立つ位置に看板を設置することにしました。

新しい看板は事務所の屋根に近いところに設置し、夜でも照明により分かり易い看板となりました。ガラス製の会社案内看板はと申しますと、早々にオブジェと化しつつあります。

皆様おいでの節には、今度こそ看板を目印にしてお越しください。

派遣法の改正による影響

 日本人材派遣協会によると、派遣会社の事業者数の数が2017年度は、6万2,408件だったそうです。2015年度の事業者数の数が7万7,956件だったそうで、このわずか2年の間で1万5千件も減少したことになります。これは労働者派遣法改正で派遣事業が許可制となったことや、全国的な人手不足で派遣スタッフの確保が難しくなったことが原因だと考えられ、その結果中小規模の派遣会社が廃業したり、大手派遣会社に吸収されたのではないかと推測されます。

さて、2020年4月から非正規雇用者と正規社員の賃金が同一になります。これは、派遣先で働く派遣労働者と派遣先に雇用される通常の労働者との間の待遇差解消を目指した、労働者派遣法の改正によりますが、同一労働同一賃金の推進が、人材派遣業界の今後を左右するものではないかと我々は思っています。

 この制度の発足により、今後は働く業務の内容が同じであれば、同一労働同一賃金として処遇しないといけなくなります。この同一労働同一賃金では2つの方式が予定されています。1つが「派遣先均衡・均等方式」、もう1つが「労使協定方式」です。

 「派遣先均衡・均等方式」は、派遣労働者の賃金を派遣先で働く正社員と均等な賃金水準にするもので、派遣会社は派遣先の賃金水準の情報を派遣先より得て、これに基づき派遣労働者の賃金を設定する方式です。これに対して「労使協定方式」は、厚生労働省が公表している都道府県別・業界別の平均賃金を基準として、労働者代表の合意を得て派遣労働者の賃金を設定する方式です。

 いずれの方式も派遣労働者の賃金の引き上げが起こるため、派遣会社は派遣労働者の賃金アップ分を派遣先と、単価改定の交渉を行う可能性が高いのですが、派遣手数料の負担増を嫌がる派遣先との交渉が難航すると、賃金アップ分を派遣手数料に転嫁できない。また、これまで派遣労働者に任せていた仕事を自社で対応する内製化を進める派遣先企業も増えはじめ、派遣会社の受注機会減少につながっていくのではないかと考えます。

派遣料金のアップが難しい派遣会社は、このような傾向が今後も続けば、従来から派遣労働者の賃金を低く抑え、他の派遣会社に比べ安価な派遣料金で同業他社と競争してきた派遣会社では、良質な派遣社員が集まり難くなるのではないかと私自身思います。当社はこの機会に良質な労働者を確保できるいい機会になると考えています。他社に比べ安価な派遣料金で仕事を奪っていくような派遣会社にとっては厳しい状況を迎えるのではないかと考えています。