投稿者「wpmaster」のアーカイブ

寸法計測

昨今、光波(レーザー)の普及により簡単に距離が測れるようになりましたが
機械の分野では、巻尺で長さを測っている事がまだまだ多いのではないでしょうか。
これが結構面倒なんですよね

巻尺は、引っ張れば伸びるし、空中では巻尺の重みで垂れます
そして金属は、温度により伸縮します。

だから巻尺で正確に測るには
温度による補正値
張力による補正値
たるみによる補正値
を巻尺で測った値にそれぞれ加えなければなりません。

そこで必要になる測定器具が
巻尺は勿論ですが表面温度計とバネ秤
我が現場ではその測定器具に校正証とトレサビリティ―が必要になります。

もう一つ検討しているのが
巻尺を空中で水平に引張った時にできる曲線の垂れる量(垂直高さ)です。

この量を計算してみると
例えば
50Mの長さを50N (≒5Kgf)で引っ張れば1.2M程垂れ下がります。
150N (≒15Kgf)で引っ張れば0.4M程垂れ下がります。
(巻尺により単位質量が異なりますので数値はおおよそです)
これは計測間にある障害物を避けるための検討です。

この巻尺が描く曲線をカテナリー曲線(懸垂線)と言われていて
双曲線関数になっています
身近なところではネックレスや電柱間の電線が描く曲線です。
お堀の石垣も綱を斜めに張った時に垂れるカテナリー曲線に合わせて
造られたと聞いたことがあります。

光波で測ればこんな検討はいらないのですが

まだまだ収穫できます(M)

溶接について、えっ~!て思うこと

下記の溶接姿勢の記号は皆さんご存知だと思いますが
下向き(F)
横向き(H)
立向き(V)
上向き(OH or O)

では、ここで例えば
タンクの底板の隅肉溶接(底板の重ね溶接またはタライ廻りの隅肉)は
下向き(F)?

例えば
垂直配管のソケット溶接(上下2箇所)の上側の溶接は
下向き(F)? or 横向き(H)?

じゃあ、
タンク側板に取り付く四角い当板の上側の水平部の溶接は
横向き(H)?

JIS Z3011 「溶接姿勢 ― 傾斜角及び回転角による定義」を見て頂ければ
またガス事業法にも同じように定義されています

殆どの方が、上記の例のどれかはJISと認識が違っていると思います。

つい先日、ある方からこの事を教えてもらい
えっ~!て言ってしまいました(M)

今年最強の台風が接近しています

今日で8月は終わりです。がしかし、今日の市原市の最高気温は33℃です。暑いです。ちなみに東京は35℃だそうです。多分地球さんは夏の終わりを、忘れたんじゃないかと思っているのですが、しかし、北陸から東北地方にかけては、大雨による災害が発生しています。

そして、今年最強レベルと噂の台風21号まで攻めてきているのだから、もう手に負えないです。気象庁発表によると、本日31日現在で中心気圧915hPa、付近の最大風速は55m/sとのこと。さらに猛烈な勢力まで発達していて、さらに発達するんじゃないかと。大体明日9月1日が発達のピークとなり、最大瞬間風速は80m/sになる見込みだとのこと。(恐ろしや)

今年発生した中でもっとも強い台風になる予想だという。これまでの敵(台風)も相当に手強かったが、まだ上がいるということです……。

気になる進路ですが、コースはしぼられつつあるようで、来週4日~5日に列島に上陸する恐れがあると専門家は予想しています。8月の最後の日に何と恐ろしい予報なんでしょう。
9月1日は防災の日 
明日は防災の日です。家族みんなで台風対策を話し合ってみましょう。そして、万が一のためにも避難準備は怠らないようにしましょう。