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語学留学へ向かう!第二陣の僕の心中

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語学留学へ

今年の6月半ばから2ヶ月の期間、フィリピンのセブに英語習得のため語学留学に行ってくる。

第二陣、僕で二人目となる。

従業員の代表として社費留学できることは、従業員一人ひとりのおかげであることを改めて感謝したい。

みんなのおかげだと思えば、学習にも自然と力が湧き出てくる。

留学のきっかけ

留学に行くことになった経緯を簡単に説明しよう。

詳しくは社長の書いた「社費による語学留学」に詳しく書いてあるのでそちらを参照願いたい。

2015年のこと、当社の従業員がインドネシア勤務を命じられたが、仕事の専門性よりも英語でのコミュニケーションスキルが必要とされ、肝心の技術力を発揮できずに帰国したということがあった。

クライアントからの要求は「英語のスキルは必要ない」ということだったので、責められるようなことではないのだが、社長と当事者をはじめ、従業員全員は悔しい思いをした。

2016年はその悔しい思いをきっかけに、英語学習を本格的に始めたいと決意した時、社長が「留学に行ってこい」即断、即決したのだ。

その従業員の彼は3月現在、先発隊としてセブの地で英語づけの生活を送っている。

もう一人の英語熱

第二陣である僕の場合は、

2015年末にネパールで問題になっている人身売買から人を救う活動を知った。

現地の震災以降悪化している、「人身売買から少女たちを守るシェルター」を現地に建設するための支援活動だ。

地球の各地で困っている人の為に、「必要なものを必要なだけ届けるプロジェクト」に関わる人達の中に、現在の僕の英語講師の方がいた。

「気づけば困っている人に手を差し伸べている」というような「温かくてアツくて明るい」人で、英語セミナーの収益を全額寄付し海外支援活動を行っている素晴らしい人柄に惹かれた。

その後僕は、先生の英語学習のセミナーに参加して、
「僕は社会活動として海外へ伝えたいことがあり、そのコミュニケーションツールとしての英会話をマスターしたい」と参加者全員の前でプレゼンした。

そのセミナーで目標を立て、2016年から自費を投資して学習を始めていたところだった。

社長の決断

そんな状況の中、今回のセブ留学の話が持ち上がり、第一陣の候補者は前出の海外赴任を命じられたが、語学力の壁にぶちあたって悔しい思いをし、帰国してから自主学習を始めていた彼。

そして第二陣は別の英語に対する情熱があった僕だった。

この語学留学の話を知人にすると「いいなー、うらやましいなー」という声を多数聞く。

これは「英語がしゃべれるようになりたい」と誰しもが思っているということ。

しかし、独学や駅前留学程度では圧倒的に学習時間が足りず、英会話をモノにするのが日本人にとって「永遠のテーマ」であることを物語っている。

留学すれば自然に英語がしゃべれるようになったりはしないが、2ヶ月の間、母国語の日本語が通じない環境で過ごせることは「大きなチャンス」であることは間違いない。

チャンスを掴む

社費留学とは本当にありがたい話である。

この「チャンスをモノにできた理由」は「英語学習を既にはじめていた」ことが一因だと思う。

自己投資をしてコーチと契約して学習を始めていたこと。

それに加えて、「自分の情熱を周りの人に語っていたこと」

「自分は語学留学に行きたい」という「意思表示を熱意を持って伝えた」から。

そしてその情熱を汲み取って、「留学に行ってこい。会社で費用持ってやるから」と決断してくれた社長がいたから。

そして、10年以上お世話になっているクライアントに休職の申し入れをし、快諾して頂いたことで、留学が実現した。

「情熱を持ってやりたいことがある」
「語学学習を既に始めている」
「実現したい想いを伝える努力をした」
「情熱を汲み取って投資してくれた社長」
「休職の申入れに理解を示してくれたお客様」

どれか一つでも欠けていたら、このチャンスを掴むことはなかったと思う。

「チャンスは行動していることによって掴めるものかもしれない」

達成したいことがあるなら、情熱があるうちに、今その瞬間から飛び込んで行動すると良いのではないだろうか。

それにしても社費留学を決断した社長は、いつでも人の為に振る舞うことが大好きな性格の人。

いつも世話になりっぱなしで、お返しをしてもしても、一生かけても返せないほどの恩人でもある。

この場をお借りして再度お礼を申し上げたい。

成長スピードが早い人

千載一遇のチャンスをものにしたわけだが、
「結果出さなくてはいけない」というプレッシャーもある。

そこで外国語を習得している、結果を出している身近な人に話を聞いてみた。

韓国出身の友人に
「どうやって短期間に日本語習得したの?」と聞いたら、
「出来なかったら死ぬと思ってたから」と返答があった。

彼女は、日本語トークはもちろん文章を書くことも短期間で習得したという「Superwoman」である。

そんなすごい彼女であるが、いつも謙虚で人の役に立つことを率先して行動している。

その姿を見るたび、応援したくなってしまう大好きな友人だ。

それにしても、「死ぬと思ってやった」というマインドには頭が下がる。彼女の存在は今後の学習過程で大きな力となってくれるだろう。

もう一人僕がお世話になっているバレエの先生は、中国の上海国立バレエ団から交換留学生として10代の頃から日本にいる。

日本語は流暢で明るく、生徒を褒めるのが上手なナイスガイだ。

そんな彼が時折見せる、超人的な今に至る過去の努力は、ダンスでオーディエンスを楽しませよう、可愛い生徒を成長させよう、という彼の持っている愛情からくるものであると強く感じる。

「人の為を思って行動する人は、成長スピードが速い」ということである。

この人達との出会いを通じて、過去の僕は「自分のことばっかり考えていたんだな」と恥ずかしくなることがある。

会社内外を問わず、本当に素晴らしい人達に囲まれていることに感謝している。

ありがたみを感じる

留学費用は、学校に支払う学費、渡航費、休業補償の給与を合わせると、かなりの金額になる。

このお金は「会社に関わる全ての人が稼いできた、汗と涙の結晶だ」

本当にありがたいことだと思っている。
「ありがとう」
「ありがたい」
「有り難い」ことだ。

ぼくはフリーランスの時代とサラリーマン時代を10年サイクルで繰り返しているので、サラリーマンの人が会社経費で研修などの恩恵を受けることの「ありがたみ」を少しは理解できているつもりだ。

僕がサラリーマンの時は
「今日も研修かー、もう眠くってやってらんないっすよー」
なんてバカなことを言っていた。

サラリーマンしか経験してない時は、会社が人一人に対して費やしている時間とお金が莫大なものであることに気づかなかったのだ。

普通に考えてみればわかることだけど、
「自分が会社で消費しているお金は、社員をはじめとした全ての労働者が頑張って得た対価」なのに。

今回僕は、その大切なお金を使わせてもらって、語学留学させてもらえることに、心から感謝したい。

又、なまけそうになったり、負けそうになった時、仲間のみんなの働く姿を思い出そうと思っている。

留学してスキルを高めることによって、「自分が会社のために、社会のために何が出来るのか」

これが一番大切なテーマであることを、今一度自分に問うてみたい。

みんなが頑張って働いてくれたお金で、みんなの代表として行ってくる。

自分の為じゃなくって、みんなの為だと思えば自然と力が湧き出てくる。

僕に関わってくれて、勇気をくれた全ての人のために僕は前に進んで行こうと思う。

勉強は明るく楽しくラテン気質でね!

さらにタガログ語も少し出来ると楽しいなと思っている(笑)
(やま)

『人材育成』仕事を任された若者を見守って感じたこと

スクリーンショット 2016-02-12 14.22.34経営者やマネジメントに関わるテーマの一つ『人材教育』
経営者やマネージャーの方々も「自分一人だけで何でもやってやる」という
若かりし頃の思い出を振り返りながら読んでみて欲しい

<仕事を任された若者を見守って感じたこと>

彼はヤル気があり、自分のスキルアップの為、できる限り自分でやりたい!!
と意気込んで、期限付きの仕事に取り組み始めた。

活き活きと働く彼を応援しながら、順調なのだろうと僕は感じていた。

2ヶ月余りの計画期間を経て、締め切り間際になり業務が残っていることが発覚。
急遽彼の上司がリーダーシップを発揮し仕事を再分配して期限に間に合わせた。

さらに間の悪いことに当の本人は、仕事の期限の4日前から研修で不在になっていた…

<理想と現実>

やる気と実力は、すぐに伴っていかない。
問題なのは「問題が何かわからないこと」にある。

プロジェクトを始める前に、
今の実力で彼一人でやり切るのは難しいのではないか?

彼の上司は予想していた。

わかっていながら、最低限のアドバイスだけして見守った。

早めに業務を分担して、楽に間に合わせることだってできた。

そこをギリギリまで我慢して見守ることができた
彼の上司の器の大きさを高く評価したい。

仕事というのは、自分が計画したように順調にいかない。

最初に与えられたものから仕事量はどんどん増えて行く。

潜在的な問題が膨らんでいく傾向にあるからだ

依頼元から受け取った仕様書に不備があったり、質問の期限を相手が守ってくれないことが頻繁に起こる。

自分で頑張ってもどうにもならないことが起こるからだ。

<本当のスキルアップの為に>

はっきりいってしまうと、チームの中の職務怠慢の人が足をひっぱるのだが、これを見据えて危険予知しながら仕事をこなしていくことが大切であり、本当のスキルアップであると言える。

この部分は経験からしか得られない。
予め上司から早めにやっておけと言われたところで、理解することは容易ではない。

だから彼の上司は、彼に失敗体験から学んでもらいたいと考え、黙って見守り続けたのである。

こういう上司が居る環境で育った若者は、どんどん成長していくだろう。

自分の失敗体験を心の底から反省し、次の仕事に活かせるから。

かたや
全部お伺いを立てなければ仕事ができない。
何かやるたびにゴチャゴチャ口を出してくる上司。

予定通りに出来なかった時
それ見たことかと批判したりする人がいる環境で新人が成長することは困難だろう。

<時代に沿った人材教育>

今は昭和のイケイケ根性論で乗り切っていける時代ではない。
自分はこうしたら上手くいったという成功法則を押し付けてはいけない。

今の若い人は優しく、人を押しのけたり傷つけたりすることにとてもナーバスである子が多い。
今のご時世をしっかり把握して、相手を良く理解した上で指導する必要性があると思う。
適度な緊張感を持たせた上で任せるのが良いのではないだろうか。

教える側も人間なので、感情とかエゴが出てしまうこともある。

教育で心がけたいのは、愛情と情熱が必要だということだ。

あとはひたすら忍耐、忍耐!

(やま)

社費による語学留学

当社社員がフィリピンセブの英語学校に社費留学をします。
なぜ語学留学なのか。なぜ社費による留学なのか。それを説明する前に昨年当社に起こった、ある出来事からお話をしたいと思います。

それは昨年の7月中頃、当社に掛かってきた一本の電話でした。
電話の内容によれば、日系のインドネシア工場のプラントで海水配管からの漏れが止まらず、とうとうプラントが停止したと、当社の取引先に入ったそうです。
その取引先によって建設されたプラントであったために、緊急対応で早急に海水配管を復旧させるべく、急遽対策チームが編成されることになり、当社へも対応可能なメンバーの派遣要請がありました。
当社においても重要な取引先でもあることから、当社の社員の中でも、このような事態に冷静に対処できるメンバーを人選しました。
その時、やり取りした中で、このような事態には最も対応可能なメンバーですが、英語はできませんよということを伝えました。
それでもよいのなら、明日にでも現地へ出発可能ですとも伝えました。
先方からは、現地では通訳も付くし、もとより現地のワーカーは英語を解さないので問題は無いとの回答を得ました。
その後、当社からの派遣者2名は取引先本社にて現地の状況や補修計画等の説明を受け直ちに現地へ飛びました。
現地に到着後早速現場の状況を確認して、補修工事を行う段取りを始めたのですが、現地の日系企業の社員から、昼夜2交代にて作業を進めて欲しいとの要望が出されました。
そのプラントが停止することによる損害は一日数億円とのことでしたので、それに応えるべく、当社から派遣した2名は昼1名、夜1名の体制で作業を進めることとなりました。
数日が経過した後、現地日系企業の日本人社員から夜を担当しているエンジニアは英語ができない。
これでは実際に補修を担当する現地企業とのコミュニケーションができないではないかとの強い指摘をうけました
当初は、英語は必要ないとのことでしたが、実際は夜には通訳はおらず現地企業とのやり取りに支障が出ていたのは事実です。
しかし、初めに英語力は必要ないとのことだったではないかと訴えても、プラント工事を経験している者からすると、机上での話しと現地での話しが違うのは、これは当たり前の話しであり、むしろ、何事も順調にプラン通りに進むことなど、まれであることは当社の社員なら誰でも知っていることです。
現場では毎日何らかの問題が発生し、その問題の解決能力のある者が優秀なエンジニアともいえます。
問題解決能力はあるが、言語の違いによるコミュニケーション不足は、如何ともしがたいものがありました。
現地での話し合いにより、夜を担当していた一人の社員は、一週間を持たずして帰国の途につきました。

このことは当社並びに本人に屈辱の念を抱かせるに充分でした。
そして、このことが当社の今後の行く末を決めるのに決定的な出来事となりました。
技術力にプラスして語学力を備えたエンジニアを養成する。
これは当社が他社に対して決定的なアドバンテージを得る方法であると結論付けました。

インドネシアで屈辱的な経験をしたエンジニアは、今月フィリピンの地に降り立ち、英語力を上げるべく勉学の日々を過ごします。
そして、近い将来誰にも文句を言わせない立派なエンジニアになるでしょう。
全額社費による留学は、当社のような規模の会社には経費的には厳しいものがありますが、金銭的な面で行きたくても行けないエンジニアが出ることを防ぐために、ここは無理をしてでも全額社費による留学を決めました。

既に第二陣のメンバーも決まっています。