仕事のマニュアル化は賛成だが、マニュアルを見ながら作業は出来ない。サルでも出来るマニュアルはない!
もう20年近くこの業界にいるのに、まだまだ知らないことが多いし、難しい仕事だな。と感じます。
その一つに、作業に携わる人の技術レベルに合わせて施行監理をすることが重要な課題だと思っています。
このくらいのことは当然解っているだろう。という意識で仕事を任せていると、解らないことが多かったり、かといって全ての人に1から10まで説明している時間もないですからね。
みなさんは伝言ゲームというのをやったことがありますよね。10人くらいが並んでみんなに聞こえないように耳元でコソコソっとキーワードを伝えていくゲーム。
間に人が入れば入る程、しっかり伝わらない。
聞いたことを解釈する頭は人によって違う。
我々の業界で、勘違いから情報が間違えて伝わって行くことは、死活問題。
エラーをゼロにするために我々監理者は、あの手この手を使って作業手順の標準化を行っているのだけど、マニュアルを読み解いて相手に伝えることや、現場で使い易いチェックリストを作成することは、未だ完成形となっていないのが現状なのです。
今出来ることは、出来るだけ上流側(発注者側)から解り易い仕様書を書いて、現場・現物で確認していくことなんでしょうね。基本に忠実に。
仕事の仕組みづくりは今後も積極的にやっていくとして、サルでも出来るようになる時代は来ないですよね(笑)
(やま)