2016年10月11日無事に検査に合格し、新社屋が完成いたしました。
その後、元請の施工会社より完成した旨の連絡を受けました。
当社新社屋の建設工事に、携わった全ての関係者の方々に、心より感謝を申し上げます。
また無事故・無災害で工事を終えていただきましたことに対しても、併せて感謝の意を表したいと思います。
当社社員一同心を新たにして、新社屋に負けないような仕事をしていく所存であります。
改めて、ここに全ての関係者に感謝を申し上げます。
コンクリートは、乾燥する過程で余分な水分が抜けていきます。コンクリートは水分が抜けていくときに収縮していきますが、その時コンクリートに歪が生じて最も弱い部分にクラックが発生します。これはコンクリートの特性上避けられない現象で防ぐことはほぼ不可能です。また地震等により異常な力が加わった場合にもクラックは発生します。
コンクリートの外壁等では、窓の四隅等によく斜めにクラックが入ってるの見かけますよね。また、柱と壁の取合い部等にも同じようにクラックが生じます。
コンクリートにクラックの発生が避けられないのであれば、予め目地を作りそこにクラックを誘発させるという手法があります。
コンクリート打ちをしたある程度以上の大きさの倉庫や駐車場の土間は、面積が大きい為に前述のとおり、脆弱部分にクラックが発生します。
何もしない場合クラックは好き勝手なところに発生します。見栄えも悪くなります。そこでコンクリートを打ち終わってからコンクリートカッターで巾 5mm、深さ30mm程度の目地を作り、そこにできた目地の部分にクラックを誘発させます。これをひび割れ誘発目地といいます。やや専門的にいうと凹部となった部分は断面欠損部ですので応力集中が発生します。従ってわざと弱い部分を事前に作っておいて、その弱い部分にクラックを誘発させるという手法です。
クラックをわざと誘発させるための目地、と言えば良いでしょうか。3m~4m間隔のマス目を作り、そこにコンクリートカッターで目地を入れていきます。



先頃当社保有ビルの構造物劣化調査が行われ、調査結果の報告会が開かれました。
結果については、ある程度の予想はしていましたが、報告書を見せられると考えていた以上に建物が劣化している現実に驚きました。
こうなれば、覚悟を決め徹底的に補修を行うことに決めました。
補修の方法については、長きに渡り建物が健全な状態を保てることを考慮して、補修方法を決定しました。
工法としては、現在ある外壁は除去せずに、その外側に新たな外壁を構築する重ね張り工法で行うことにしました。
外壁の外側にさらに外壁ができるので、建物に荷重負荷がかかります。
従って、なるべく荷重の負担が少ない外壁材量として、薄くて軽い金属サイディングを使用することにしました。
今までの外壁は、セメント系サイディングを使用していて、外壁のデザインが御影石っぽく見える石目調でしたが、今度は金属系のサイディングです。
今までの外観とガラッと変わります。
変わっていく様子もこのブログでアップしていきたいと思っています。