今回の現場でカッコいいな。と思った話。
私の現場もあと少しで完工。なのだけど、この最後のさいごが終わらない。順調で不具合のない現場は残念ながらめぐりあったことがないけど。
なので、この時期はとんでもないことが起こると思っておくくらいがちょうど良い。間違ってもプライベートな予定などは入れてはいけないのだ。
書類の片付けをしながら現場事務所に居ると、内線が鳴る。「○○さん、15:30に△△現場まで行って下さい」
△△現場とはお隣のセクションで、よほどのことがない限り応援に駆り出されることはない。
嫌な予感は的中し、「今夜は朝までになるからそのつもりで!」と言われた。久々の徹夜作業。。いろんなところから応援が来ていて、当社の従業員の顔もあった。
作業説明の後、すぐ現場に入りチェックや計測、立ち会い作業が続く。事務作業を予測していた自分は、真っ白な作業着を着て行ったおかげで、油とホコリで真っ黒になってしまった。途中から降り出した雨にも濡れて、ドロドロ状態。睡魔に襲われフラフラしたところを安全帯に助けられたりもしたが、大きなトラブルもなく作業は続く。
突貫工事の夜は意外にも早く明けて、夜空は紫色に変わってくる。日が昇る頃にはなぜかヘラヘラとみんな笑い出し、上がらなくなった足を引きずりながら現場をあとにするのであった。
それにしても、緊急時に働いてくれた人達はカッコよかったな!
作業員のみんなにも子供がいることと思うが、こんな一生懸命働いているお父さんの背中を見たら、強くて優しい人に育つんじゃないかって思うな。言葉はいらない。
およそ30時間近く寝ていないにも関わらず、文句も言わずよくやってくれました。
ありがとう。カッコ良かったよ。
(やま)