当たり前を見直せ!

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ビルの窓拭きに代表される「ロープ高所作業」の
労働安全衛生規則が改正された。
理由は、ロープがほどけたり切れたりすることによって、
墜落災害が起こっていることを受けての改正である。

改正後は写真のようにメインロープ以外に、
安全帯を取り付けるための「ライフライン」を設けること。
となった。

これを社内報で見た時、「えっ」と驚きを隠せなかった。
というのも、
「メインライン+ライフライン使用」という装備は、
私にとっては当たり前のことだったからだ。

私が建設業界に入って、
タワーの中の目視検査作業でゴンドラに乗って作業をした時は、
ゴンドラに1本と安全帯用の2本を既に使っていた。
さらにエアラインマスクまでつけているから、
ロープとホースとキャブタイヤがこんがらがって
大変なことになっていた思い出がある。

今までこんな装備でビルの窓拭きをやってたとは、
他の業界の常識の恐ろしさを感じずにいられなかった。

当たり前に安全だと思っていることでも
本当に大丈夫なのか
身の回りを点検してみる良い機会かもしれない。
(やま)