さて、昨日は定修工事の状況写真をアップしましたが、では新しく作るプラントの場合はどうなのか?
と、このブログを御覧になっている方の中で、プラント工事に興味が湧いてきたぞと一人でも思っていただけたら、このブログを今後も続ける価値があるというものです。
ということで今度は新設のプラント工事の写真をアップしてみます。
アップした写真は、国内で建設された近年では珍しい巨大なプラントの建設時の写真です。国内で製作された大型の機器は、日本の道路事情により、ほぼ全てが貨物船やバージ船に乗せられて海から運ばれてきます。勿論海外で製作された機器も船に乗ってやって来ます。
バージ船と一緒に来た海上クレーンによって機器が吊り上げられていきます。
そして、日本にもそう多くは存在しないドーリーと呼ばれるタイヤが沢山付いた重量物を専門に運ぶ台車に乗せられて、目的の場所まで運ばれます。
ちなみに、このドーリーその場で360°旋回が可能です。
この写真では全体の一部分しか見えていませんが、このクレーンは、デマグCC8800という最大で1300Tonもの重量物を吊り上げることが可能な巨大な機械式クレーンです。
このクレーンはドイツ製で、日本にも数台しかないそうです。
このクレーンのリース料は相当な金額になると聞きました。
このように何百トンもの重量がある品物を運搬できる台車や、大きな吊り上げ能力を持つクレーンが開発され、そしてこれらを組み合わせて使うことが可能になったために、短期間で尚且つ安全に大きな機器を据え付けることができるようになりました。