ちょうど一年前に毎年人間ドックを受診しているクリニックから、あなたは糖尿病の疑いがありますので速やかに専門病院で再検査をしてくださいとの所見をもらいました。慌てて近くの糖尿病の専門医が開設している病院に行きました。
結果は間違いなく糖尿病ですとの診断が下され、それからは糖尿病とどう付合っていくかを食事とカロリーについては管理栄養士さんの指導を定期的に受け、日々時間を見つけてはウオーキングをこの一年間ずっと続けてきました。
何とか薬に頼らずに食事と運動だけで、現在は糖尿病を示す数値は劇的に下がり、またこの一年で約10㎏の減量に成功しました。
実は、以前から糖尿病が恐ろしい病気だとは知ってはいましたが、それがどんな症状をおこし、また結果的に最後はどうなるのかは当事者ではないからという理由もあり、そう深刻に考えたことはありませんでした。
しかし、あなたは糖尿病ですと言われて、その病気がどんなに恐ろしい結果を招くかをネット等で調べれば調べるほど、もっと前から食生活を改善し、日々の運動をしておけばよかったと悔やみました。人間ピンチになって初めて真剣になるという意見がありますけど、こればかりはピンチを招く前にやっておくべきことだったと今になって思います。
糖尿病は一旦なると治らない病気です。現在数値が良くなっても、元の生活習慣に戻れば直ぐに再発する病気です。
厚生労働省が行った「2014年糖尿病の患者調査」によると、2014年の糖尿病の患者数は316万6,000人となり、前回(2011年)調査の270万から46万6,000人増えて、過去最高となったそうです。
世界の患者数は以下のデータから読み取ることができます。
http://www.dm-net.co.jp/calendar/2015/024448.php
糖尿病を軽くみてはいけません。