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春の一日

この時期、できれば携わりたくない業務があります
それは大きなお金を扱う業務なのですが
その業務の事を思うと憂欝になり、胃が痛くなるのです

どうにかして回避しなければと・・・・
防衛本能が働き、敵前逃亡のシナリオが私に語りかけるのです

一日の始まりは先ずは、コーヒーから・・・・あぁ和む
ヨシ、取敢えず現場に出よう・・・・
日頃は行かない所へも、自然と足を運んでしまう
その間、数人の監督と出会い、会話も弾む。

そうこうしている内に、昼飯の時間
あぁ忙しい

早くお金の処理をしなければ!!
内心焦る

午後からのスケジュールを確認する
あっ!確か運転課の人が『構内の桜がそろそろ咲きはじる』って言ってたっけ
ヨシ、現場に出よう・・・・
遠回りして行こう
その間、数人の監督と出会い、会話も弾む

桜の木に辿り着く、なんだまだ蕾か・・・
冷たい風が頬を叩き夕刻を知らせる

しかたない事務所に戻ろう
あぁ忙しい

椅子に座り、お金の書類にそっと目を通す
”0”の数を指で折って数えてみる
えっ?
再度、指を折って確認してみる
大きな金額は変わりはしなかった
書類をそっと綴じる

ほんの数分間の事だが
なんだか疲れた
コーヒーでもを飲もう
クッキーも美味いじゃないか
机の中には、まだチョコレートもある

チャイムが鳴り、誰かが私の肩を叩き『お疲れさん』と言ったような気がした
私は促されるように廻りに挨拶をした
 『それでは、お先に失礼します』

明日がある♪♪明日がある♪♪明日があるさぁ~♪♪♪

待てば海路の日和あり!!いい加減な私です(M)
ご安全に!

明太子に隠された凄技に思う

先日スーパーで、ふと不思議な事に気付きました。
それは明太子を買おうとしたとき、今迄気にもしていなかったのですが、
なんとパック詰めの明太子はみんな同じ分量(同じ値段)なのです。
一昔前はそれぞれの重さに値段が決められたものですが。

なにが不思議って?

大きい明太子から小さくして同じ分量にするのですよ。
細切れの明太子なら、少しづつ足していけば同じ重さに簡単にできますが。
これは、プロの職人技か?
明太子にためらい傷のような包丁の跡がないことを考えると、確実にプロの仕業、それもかなりの凄腕!

テレビで見たことがあるのですが、すし職人はプロになると常に同じ大きさ(重さ)で
シャリをにぎる事ができるらしい。(凄いものだ)

そういえば私も昔、レストランで働いていた頃
食パンを真っ直ぐに切れなくてマスターによくしかられたのものです。
特にサンドイッチ用にパンを切る時は食パン一本を36等分にしなければいけなくて
初めのころは、38枚になったり34枚になったりで、それも薄いのや厚いのや
決してプロとは言えない散々な結果が続きました。
でも回数を重ねるにつれて、なんとか36枚に切れるようになるものなのです。
そしてやがて完ぺきに熟せるようになり、念願のプロ(自称)の仲間入りを果たしたのである。
(実は20枚位切ったあたりから、微妙に厚さを調整していき36枚にしていたのだ。全然、凄くない私)
姑息なプロだったのだ。(笑)

あっ!そうそう
明太子の話ですが、実はあれはプロの職人が切っている訳じゃなくて
3次元的に計測計算し、ロボットで切っているそうです。
これも凄い技術ですね。
でも熟練された職人さんならロボットと同じ芸当ができると私は信じています。

20年位前になるのでしょうか、NHKスペシャルで「技能五輪、1000分の1ミリへの挑戦」と題する
機械系職種の日本人選手の戦いが放映されました。
私は今でもその映像を思い出すと熱くなります。
その1000分の1ミリを見抜く技量、その妥協を許さない熱い思い、そして最後までやり遂げる不屈の精神

コンピューターやロボットが発達し人間に取って代わったとしても
どうかこのプロの技を絶やさないよう継承されていくことを願います。

それではご安全に!(M)