春の一日

この時期、できれば携わりたくない業務があります
それは大きなお金を扱う業務なのですが
その業務の事を思うと憂欝になり、胃が痛くなるのです

どうにかして回避しなければと・・・・
防衛本能が働き、敵前逃亡のシナリオが私に語りかけるのです

一日の始まりは先ずは、コーヒーから・・・・あぁ和む
ヨシ、取敢えず現場に出よう・・・・
日頃は行かない所へも、自然と足を運んでしまう
その間、数人の監督と出会い、会話も弾む。

そうこうしている内に、昼飯の時間
あぁ忙しい

早くお金の処理をしなければ!!
内心焦る

午後からのスケジュールを確認する
あっ!確か運転課の人が『構内の桜がそろそろ咲きはじる』って言ってたっけ
ヨシ、現場に出よう・・・・
遠回りして行こう
その間、数人の監督と出会い、会話も弾む

桜の木に辿り着く、なんだまだ蕾か・・・
冷たい風が頬を叩き夕刻を知らせる

しかたない事務所に戻ろう
あぁ忙しい

椅子に座り、お金の書類にそっと目を通す
”0”の数を指で折って数えてみる
えっ?
再度、指を折って確認してみる
大きな金額は変わりはしなかった
書類をそっと綴じる

ほんの数分間の事だが
なんだか疲れた
コーヒーでもを飲もう
クッキーも美味いじゃないか
机の中には、まだチョコレートもある

チャイムが鳴り、誰かが私の肩を叩き『お疲れさん』と言ったような気がした
私は促されるように廻りに挨拶をした
 『それでは、お先に失礼します』

明日がある♪♪明日がある♪♪明日があるさぁ~♪♪♪

待てば海路の日和あり!!いい加減な私です(M)
ご安全に!