未分類」カテゴリーアーカイブ

WES(溶接管理技術者)更新試験

先日、仙台へWESの更新試験に行ってきました

朝から終日、講習・試験なので前日に宿泊し
夕食は、利休さんの牛タン定食で明日を祈願する

会場は200名位で満員状態
冊子によると、毎年2000名位新規で登録されているようです
WESって人気あるんですね

講習の内容を抜粋すると
品質マネジメントシステム(QMS)について
QMSの変遷、海外との比較等
最新の溶接技術の紹介
レーザー溶接、摩擦撹拌接合(FSW)、CCDカメラの適用等
最近の鋼材について
TMCP鋼、2相ステンレス等、聞きなれないSUS312L等
溶接設計について
許容応力設計法、終局耐力設計法、限界状態設計法等

そして昼食
近くのカニ専門店で1000円のランチ
値段の割には、凄い豪華(刺身盛り、天ぷら、茶わん蒸し、吸い物、サラダ)でした

再び午後の講義で、短時間で、かなりの内容なんで頭が追い付かない
しかも溶接だけにお堅いお話なんで
暫くすると忘れてしまいそうです

そんな中でも鮮明に覚えてるのが
刺し身盛りの、カニにホタテにボタンエビ、カツオ、サーモンにイカ

今回の講習で得たものは
自分の勉強不足を認識できたことです(M)

水草水槽

ごく最近の話ですが、知り合いの人との何気ない会話の中で、水槽で水草を育てていますと話したところ、その人から『水草?なにそれ観葉植物じゃないの?』こんな返事が返ってきたので、世の中での水草水槽の認知度はこの程度なんだなと思いました。

ネイチャーアクアリウムという立派な趣味なのですが、まぁ世間の認知度はこの程度ですので、趣味にしている人も少ないのが現状です。

ヨーロッパでは、昔から水草を水槽の中で育てることを趣味とする人が沢山いたようで、それはダッチアクアリウムという手法の、下の写真にみられる様な花壇をそのまま水槽の中に再現したような水草水槽が主流だったようです。

ですが、ここ数年、アクアリウム界を賑わわせている水草のレイアウト方法の一つに【ネイチャーアクアリウム】と呼ばれるものがあります。
ネイチャーアクアリウムとは水槽内に、水草や岩、流木などを組み合わせて、自然界を切り取ったかのような景観を再現させる水槽レイアウトのことです。

これは岩を巧みに使った水槽です。こちらは流木を巧みに使った水槽です。
実はネイチャーアクアリウムを提唱したのは、日本人でアクアデザインアマノ株式会社(ADA)の創業者である天野尚さんが創造した言葉で、ADAのホームページには下のように定義してあります。

水草を育てることで水槽の中に良好な環境をつくり、さらに魚やエビなどの生き物を一緒に育てることで自然の生態系を再現するネイチャーアクアリム。それは、自然の美しさと調和のとれた環境が融合して創られる独自の世界。健康に育った水草が生い茂り、色とりどりの熱帯魚が泳ぐ美しい水景は、人の心も癒してくれます。

※出典元:ADA – ネイチャーアクアリウムとは
小難しいことは除いて、花壇のような水草水槽が主流だったところへ岩や流木等を使って、自然界の風景をそのまま水槽の中に表現する手法が、新たに生み出されたと考えるほうが正しいのではないかと。
近年ではこちらの手法が主流になり、世界的に大きなコンテストも行われています。
ちなみにアクアリウムの世界大会で優勝した作品の一例です。

私自身、これらはもう水草水槽とは呼ばないような気もしますが。
何れにせよ、アクアリウムの世界の一端をお見せしましたが、このような趣味の世界があると理解してもらえればと思います。
で、最後になりましたが、ワタクシめが育てております水草水槽をご披露いたします。
上の優勝作品の後に、ワタクシの水草水槽を披露するのは、大変勇気がいるのですが。
今年の正月明けに構想を練り、1月の終わり頃に制作した水槽です。

そして今年9月現在の水槽です。我ながら現状はいい具合だと思っています。
実は水草水槽を始めた人が、直ぐに挫折する理由の一つに、水槽や水草が苔だらけになって、水草が枯れたり、水槽がコケに覆われて見た目が悪くなったりして、いやになって止めてしまう人が沢山います。こればかりは諦めずに色々試行錯誤をして、如何にコケを発生させずに維持するかを極めるしか方法がありません。偉そうに言ってますが私自身も、いやになるほどコケとの戦いを経験しました。今ではコケの発生するタイミングが分かるようになり、液肥をやるタイミング、そしてコケを出さずに水草だけを元気よく育てるノウハウを会得しました。
私が、水草水槽を始めた頃には、私の周りでも熱帯魚やエビを飼いだした人がいましたが、今では恐らく誰もやってはいないと思います。
私はこれからも水草と生涯付き合っていこうと思っています。

寸法計測

昨今、光波(レーザー)の普及により簡単に距離が測れるようになりましたが
機械の分野では、巻尺で長さを測っている事がまだまだ多いのではないでしょうか。
これが結構面倒なんですよね

巻尺は、引っ張れば伸びるし、空中では巻尺の重みで垂れます
そして金属は、温度により伸縮します。

だから巻尺で正確に測るには
温度による補正値
張力による補正値
たるみによる補正値
を巻尺で測った値にそれぞれ加えなければなりません。

そこで必要になる測定器具が
巻尺は勿論ですが表面温度計とバネ秤
我が現場ではその測定器具に校正証とトレサビリティ―が必要になります。

もう一つ検討しているのが
巻尺を空中で水平に引張った時にできる曲線の垂れる量(垂直高さ)です。

この量を計算してみると
例えば
50Mの長さを50N (≒5Kgf)で引っ張れば1.2M程垂れ下がります。
150N (≒15Kgf)で引っ張れば0.4M程垂れ下がります。
(巻尺により単位質量が異なりますので数値はおおよそです)
これは計測間にある障害物を避けるための検討です。

この巻尺が描く曲線をカテナリー曲線(懸垂線)と言われていて
双曲線関数になっています
身近なところではネックレスや電柱間の電線が描く曲線です。
お堀の石垣も綱を斜めに張った時に垂れるカテナリー曲線に合わせて
造られたと聞いたことがあります。

光波で測ればこんな検討はいらないのですが

まだまだ収穫できます(M)