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資本主義の行きつくところ

こんな世の中が良いのか悪いのか。資本主義の総本山アメリカ。日本も同じ道を辿っていると思います。

アメリカの世帯数は1億6500万で、下位90%の1億5000万世帯の平均所得額は360万円。それに対して上位0.01%=1万6500世帯は32億円で下位90%の900倍になります。
下位90%の世帯の平均純資産(資産―負債)は920万円。上位0.01%は4000億円でその差はなんと4万倍以上です。
下位90%のひとたちが総純資産に占める割合は全体の22.8%しかなく、上位0.01%の超富裕層は資産全体の11.2%を占めています。
上位0.1%の富裕層と比較しても、超富裕層は所得で8倍、資産で9倍豊かで、極端な富の集中は明らかです。

所得が増えても幸福感が変わらなくなるのはいくらでしょうか。これはアメリカで年収7万5000ドル、日本で年収800万円とされていて、奇しくも日米でほぼ同じです。これは一人あたりなので、世帯ではおおよそ1500万円になります。一方の資産では、金融資産(預金や株式など)が1億円を越えると幸福感が変わらなくなるという研究があるそうです。

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