建設業界、50歳でもまだ若い?

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従業員の山内です。

私事ですが本日50歳になりました。生まれてもう半世紀です。

みなさんご存知の通り、建設業界の人間関係にはパワーバランスがありますよね。年齢の差、会社の上下関係、はたまたお客様と施工者とか関係なく、人と人とのパワーバランスがあります。

例えば僕が現場監督者として職人さんに作業指示する場合、僕が職人さんに信頼を得られなければ、上手く仕事を回すことができないですよね。立場的に上の筈が、職人さんに文句を言われてしまう状態になる 笑

僕がこの業界に入ったのが20代の頃、毎日ビクビクしながら仕事をしていたことを思い出します。経験もなく、何か聞かれてもしどろもどろで、その状態が自信のなさとして態度に表れていたんですね。その時に同僚の諸先輩方の貫禄ある姿を目の当たりにして、自分も早くあんな風に堂々とした監督者になりたいと思ったものです。

その当時、上司や同僚に認められたくて、職人さんになめられたくなくて、早く歳をとりたかった。今思えば本心は歳をとりたいではなく、多くの経験を早く積みたかったんだと思います。そしてカッコイイ、誰にも負けない自分になりたかった。

若かりし頃の過酷な現場を振り返ってみると、自分を成長させてくれたのは、現場をやりきった達成感。そしてその成功体験よりも貴重な経験は、失敗した時の敗北感。

そしてその体験から自分の弱さを身をもって知ることが成長の糧だったと思います。ようやくベテランの域に達した今でも、どこかで悔しさを常に持つように心がけています。

人生は勝ったり負けたり、上手くいったりいかなかったり。この繰り返し。敗北が悔しかろうが、痛みが辛かろうが、これからもチャレンジを止めることはないと思います。

そして失敗談を自虐ネタにして、みんなで呑んで笑えれば失敗は一度で二度美味しいですもんね。

これからは次の世代を育てて行くフェーズになるので、自分に関わってくれる人に対しては、面倒見の良い人で在りたいと思っています。

これからもよろしくお願いいたします。

Happy birthday to me. I have turned fifty.