ある銀行マン

先日7,8年前に当社を担当していた銀行マンから久しぶりに電話がありました。この銀行マンとの付き合いは本当に印象に残るものでした。彼は当社にとって何が一番有利になるかを常に真剣に考えてくれた銀行マンでした。法人営業の銀行マンは自分が担当する顧客を概ね2年から3年程度で代わっていきます。従ってこの銀行マンも確か当社を3年も担当していなかった記憶があります。しかし彼はこの期間で当社に強烈な印象を残して去っていきました。

近況を聞いたら、今は東京のそれも品川を担当エリアにしているそうです。千葉の地方銀行が、大企業の本社が集中する東京に進出して、そして品川を担当させられていると聞いた時は、あぁやはりできる男は所属する銀行からも大きな期待を寄せられているのだなと感じました。

彼は当社の担当を7年だか8年だか前に外れたにも関わらず今でも当社の決算を気にかけてくれて、良い決算だったときは必ず電話をかけてきてくれて褒めてくれます。そしてこれからも頑張りましょうと言ってくれます。ということは当社だけに限らず今でも必ず各社の決算報告をチェックしているということです。

このブログでは全てを話すわけにはいきませんが、当社は資産を増やす方策や短期・長期の資金繰りや税金対策について、彼は幾度となく的確なアドバイスをくれ当社を助けてくれました。

最近よく言われている企業のスローガンで、お客様の立場に立ってとか、お客様目線でとか、お客様に寄り添ってとかカッコイイ言葉をよく聞きますが、あなたは本当に顧客の立場に立って仕事をしているのですかと問いたい場面が多々あります。でも翻ってみてお前はどうなんだ、顧客の立場でものを考えているのかと問われると、私自身も正直自信がありません。(何だよ ないのかよ!!! という突っ込みはなしでお願いします)