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ある方との思い出

2016年12月17日大阪に行き、当社が株式を保有している会社の株主総会に出席してきました。

当社がこの会社の株式を取得した経緯は省きますが、この会社は長年勤めていた会社に、業績不振の責任を負わされて去ることになった、6名のサラリーマンが設立した会社です。

私も、その当時この人達と同じ会社に勤めていましたが、この人達が解雇された一年後に希望退職募集という名のもとに行われたリストラによって45歳を以って会社を去ることになりました。

6名のメンバーは大阪の地で歯を食いしばって頑張り、16年後の今日では社員も設立当初より遥かに多くなり、設立時の経緯を知らずに入社してくる社員が多数を占めるようになっています。現在設立当初のメンバーは全て一線を退き、顧問や非常勤役員として会社を見守る立場となっています。

私自身はリストラされた直後、長年生活していた関西を離れ、千葉を新天地とし会社を設立しました。

何故千葉なのかというのは、このブログの主旨ではありませんので省きますが、いつか機会があればお話ししたいと思います。

株主総会の後に行われる忘年会に、現社長より是非とも出席していただきたいとの有難いお言葉をかけていただいたので、喜んで忘年会に出席しました。

忘年会の席上、現社長より今日はサプライズがありますとアナウンスがあり、私に一冊の本が渡されました。

その本は、設立メンバーの一人であり、初代社長を務められたO氏のご家族が自費出版された本でした。

私のサラリーマン時代の上司であったO氏は、数年前に代表取締役を退き非常勤顧問として、経営には直接関与しない立場となられた後、昨年病魔に襲われ闘病の甲斐なく残念ながらこの世を去られました。

O氏は51歳で会社より解雇されましたが、その一年後に自身を社長として6名で会社を設立されました。そのO氏は友人である大阪山岳会の会長に誘われ、リストラされた直後にヒマラヤ山脈にあるパルチャモという6180mの高さを誇る山に登山をされました。

その時の記録や気付き、自身の思いを綴った文をパソコンに残されていたようで、いつ頃ご家族の方がこのような文が、パソコン上に残されていたことに気付かれたのかは存じませんが、その文をご家族で編集され、自費出版の形でO氏の死後100冊作られたことを最近になって知りました。

その内の一冊が今回忘年会の席上で、サプライズプレゼントという形で私に手渡されました。

何故私なのかは推測でしかありませんが、数年前からO氏を含め私の人生の師匠とも呼べる人たちと、東北の温泉巡りをするようになりました。それまでは私自身も含め会社の経営に全力であったために温泉巡りどころの話ではありませんでした。

サラリーマン時代の上司であったO氏は、常に物事に動じることなくどんなピンチでも沈着冷静で、小さなことに拘らない大きい心の持ち主でした。関西支社長まで上り詰めた後、業績不振の責任を負わされ会社から解雇を告げられた時も、自ら全ての責任を一身に受けて退社されました。私はO氏の生き様を真似をしようとしたこともありましたが、あまりにも人物が大きすぎて、私にはとても真似できるような人物ではありませんでした。

以前のブログにもこの方の事をちょっと書きましたが、実に惜しい方が昨年この世を去りました。

私がO氏を尊敬していたことを、この会社のメンバーが知っていたことが、この本をいただくことになった最大の理由のようです。

私が会社を興して悪戦苦闘している時に、わざわざ当社を訪ねて励ましてもらった時の写真と、何年か経った後に箱根へ二人で旅行した時の写真が、旧事務所から新事務所へ移っても、ずっと私の机の横に飾ってあります。

そして今回、この本をいただいた時の写真と、今日この本を横に置いた写真を撮りブログにアップしました。

今その本を読みだしていますが、本書を私がいただくことに快く同意していただいたご家族に心より感謝を申し上げますと共にO氏のご家族のご多幸とご健勝をお祈りいたします。また、本を渡す手配をしてくれた現社長をはじめ同社関係者、そしてこの発議をしてくれたN氏と、この経緯を私に詳しく説明していただいたF氏に深甚なる謝意を表します。

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第2事務所のリフォームが完了しました

計画より約一ヵ月半遅れでやっと第2事務所のリフォームが完成しました。

工事開始前、工事中、工事完成後の写真をアップします。

今回の工事資金は、自社の手持ち資金で何とかなりましたが、予期せぬ資金が出て行ったことによる資金繰りは厳しくなったことは事実です。

今後はより一層の経費の見直しを含め、資金の効率的な運用を行います。

まずはBeforeから img_0579 img_0582

途中経過

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そしてAfterです

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接待を受ける、招待を受ける、この二つの違いについて

先週の忘年会に出席された皆様ご苦労様でした。

楽しまれた方からのお礼のメールが沢山届き、主催した側として大変うれしく思います。このようなお礼を頂けると、一同また来年も頑張ろうという気持ちが湧いてきます。

さて、ブログのタイトルが   「接待を受ける、招待を受ける、この二つの違いについて」   ですが、実はこの二つで人間性が明確に判るという事実があります。

過去に行った忘年会のなかで 「ドリンクメニューにはワインがないが、どうしてもワインが飲みたい」 と招待したお客様の中で言い出された方がいらっしゃいました。限られた予算の中でやっているため、どうしても予算の関係上できない場合もでてきます。その方はおそらく接待を受けているという気持ちがあったので、何を言っても通用するのだという感覚だったと思います。しかし招待を受けているのだという立場だったら、常識として私だったら言いません。

例えば結婚披露宴に招待され、宴席の場で酒の種類がないから希望する酒を持ってこいと新郎新婦側に言う人はいないと思います。例えご祝儀を持っていったとしても。ましてや当社の忘年会は無料招待です。

このことは当ブログに書こうか、書かないか迷ったのですが、接待されることと、招待されることは正反対のものだということをわかっていただきたかったので、あえて当ブログに書かせてもらいました。

山内社員が当ブログに写真をアップしていますが、私も少し写真をアップしてみます。img_0146 img_0154 img_0170 img_0212 img_0232 img_0234 img_0251 img_0275 img_0335 img_0507 img_0516 img_0661 img_0691